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高層ビルから世界を思う

ボクの考え方に多大なる影響を与えた山本敏晴という人がいます。
国境なき医師団で活躍された後、NPO法人「宇宙船地球号」の代表をしていらっしゃる国際協力師です。

先日、ペンタックス・フォーラムで行われていた氏の写真展「ルーマニアの記憶」に行ってきました。

「宇宙船地球号」では、世界中のこどもたちに「あなたの大切なものはなんですか?」というテーマで絵を描いてもらうお絵かきイベントを開催しています。

このイベントに関する解説を氏のブログから引用したものは以下です。

2000年ごろから、徐々にスタートした「お絵描きイベント」。
世界中の子どもたちに「あなたの大切なもの」の絵を描いてもらい、
かつ、その子の家までいって家族にインタビューし、
「どうしてその子が、その絵に描いたことを、大切だと思うようになったのか」
を把握する。

子どもたちが描いた大切なものの絵は、
時に、その国の社会背景(あるいは歴史)の中にある問題点に
結びついていることがあり、その絵をきっかけにして、
各国が持つ、貧困、紛争、差別、環境問題などの、様々な社会問題を、
わかりやすく解説するのが狙いである。

で、今回はルーマニアの子どもたち。
順路をたどって会場を回ると、子供の描いた絵・どうしてそれを大切に思っているのかがわかる短い文章と写真が交互に見れるようになっていました。

自分が特に印象に残った絵は、

「おばあちゃんの昔の話」(←すいません、タイトルうろ覚えです)
絵の中には2人の人物(おそらくは描いた子自身とおばあちゃん)がいました。
おばあちゃんは悲しげな、辛そうな目をしていて。どこか過去を振り返るような視線。

明らかに、「楽しい話」を聞いているようには見えなくて。
でも、それを「大切なこと」と言える子供って凄いな、と思ったんです。

印象に残った写真は高層ビルの中から外の世界を撮影したもの。

分厚いガラスを通してみると、全てが歪んで見えて、本当の姿はわからないんだなぁ、と。
机上の空論、自己満足の国際協力に意味はないと公言する山本さんらしい写真だと感じました。

他にも一枚一枚の絵・写真に籠められたメッセージに深く引き込まれました。
自己表現でしか無い アートとか芸術とかにはあまり興味はないんだけど、こういう「意味のある」ものは好きだなぁ。
ペンタックスフォーラムでは4月26日まで。それが終わっても展示場所を変えて7月くらいまで開催されているから、興味のある人には行ってみてもらいたいなー

http://www.ets-org.jp/schedule.html#02

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